参加者
代表取締役社長:井上 龍弥
セールスソリューション課 チームリーダー:稲谷 生芽
セールスプロモーション課 チームリーダー:岡田 優一
セールスソリューション課:尾嶋 美海
アースケアってどんな会社?
稲谷:アースケアを一言で表現すると、“変わった人が多い会社”ですね。普通の人が当たり前のように受け入れていることに対しても不条理を感じて、「納得できない!」という気持ちを抱えている人が集まっている会社だと思います。
岡田:変わった人が集まると普通はバラバラになっちゃうじゃないですか。アースケアは社員一人ひとりがすごく個性的だったり特殊な経歴を持っていたりするんですが、全員が同じ方向を向いているのがすごいなと思いますね。社長が作り上げてきた文化がきちんと根付いていると感じます。それと同時に「会社は時代に合わせて変化するものだ」と社長が常々言っていて、志はずっと同じでも変化や成長を感じられるのは面白いなと思います。
井上:変わった人が集まっているのは、私がアースケアを立ち上げた動機に通じていると思いますね。普通の会社って上下関係が絶対だったり、異常なほど根回しを重視したりするじゃないですか。私自身、会社勤めをしていた時に「この上下関係って誰が得しているんだろう?」「仕事したいのに、仕事以外のことにめちゃくちゃストレスかかるな」と思っていたんですね。アースケアを創業した時に、その無駄や不条理を徹底的に排除しました。社員が夢中になって仕事に取り組める環境を作りたいと思ったんですよね。
もちろん不条理を受け入れながら働いている人もたくさんいるわけで、むしろ「仕事は仕事」と割り切っている人のほうが一般的だと思うんです。でも、その不条理にどうしても納得できない人がいたら、アースケアはそういう人たちの受け皿でありたいなと思っています。
尾嶋:私は他の会社で働いたことがないので実態は分からないんですが、就職活動の際に参加した企業説明会では上辺だけ取り繕っている感じがして違和感を持っていましたね。企業に対しても学生に対しても「本当にこんなことでいいの?」と疑問に思っていましたし、これから先、私は人間関係に悩むんだろうなぁと不安な気持ちを抱いていました。その点、アースケアでは本当にのびのび働かせてもらっているのでありがたいですね。
稲谷:尾嶋さんは確かにめちゃくちゃのびのびしてるよね(笑) スキンケアの効果検証のためにジャージで外を走ったりすることもあるんですけど、普通は走る時だけ着替えると思うんですよ。でも、尾嶋さんは仕事する時のデフォルトがジャージで、なんなら結構大きい声で歌を歌いながら社内を歩いてる時もあるもんね。
尾嶋:はい、そうですね(笑) もう本当にアットホームで、のびのびさせてもらってます。
稲谷:あと社長が言われた「夢中になって仕事に取り組める環境」もすごく重要だなと思います。全員が本気で仕事に向き合っているからこそ、横にちょっかい掛けたり足を引っ張ったりしようとする人はいないですし、生産性の高い仕事ができているなと思いますね。
それから、「仕事は人生の一部」という社長の考えが浸透しているからこそ、変に気を遣わなくていいのも私にとってはすごく楽です。私は二児の母でもあるので、もちろん育児も大切にしています。普通の会社だと「子どもが熱を出して急に会社を休まないといけない」ってなったらすごく気を遣ったり、謝ったりとかあると思うんですが、アースケアにはそれが全然なくて。職場に子どもを連れて来て仕事することもあるんですが、誰も嫌な顔をせずに受け入れてくれますね。
井上:睡眠時間を8時間としたら、1日の間で起きている時間は16時間。そのうち仕事が8時間だとしたら、仕事って人生の半分を占めるものなんですよね。だからこそ「仕事は楽しいほうが良い」というのが私の根本的な考え方です。だって起きている時間の半分がつまらないってしんどいじゃないですか。この考えに共感してくれる方はアースケアに合うと思いますし、逆に「この人は何を言っているんだ?」という方には全く合わないと思いますね。
井上社長ってどんな人?
尾嶋:社長は「色んなことを信じられないほど深く考える人」だと思います。私がポロっと発言したことに対しても「なんでそう思うの。」「尾嶋さんは何でそういう行動をしたの。」というようにすごく掘り下げてくれるので、社長との会話を通じていつの間にか私自身の頭が整理できるようになっています。私はまだまだ知識や経験が不足していると痛感しますし、社長のように視座が高いに人間になりたいなと思いますね。
岡田:僕は社長の「好奇心」がすごいなと思いますね。社長は50代なので世代的にリタイアを考えても不思議じゃないと思うんですが、今でも小学生のような好奇心を持っていらっしゃいます。この前、ミーティング中にたまたま健康食品の話題になりました。その場では誰も分からないことがあって「不思議だね」と話していたのですが、後日社長が徹底的に調べ上げて、健康食品の面白さも含めて僕たちに共有してくれたんです。行動量も多く、日々新しいことを吸収していらっしゃるのが本当にすごいなと思います。
稲谷:社長はたしかに行動力もあって色んなことをすごく論理的に考えておられますね。ただ、それと同時にすごく人間味もあると思っています。よく社長と「やっぱり自制って大事ですよね。」という話をするんですが、最後はいつも「お酒だけは絶対やめられへんよな。」で終わるんです(笑) 完璧な人間かと思いきや、そういう一面もあるから本当に親近感が湧きますね。
尾嶋:たしかにそうですね。意外に天然なところもあって、この前のインスタライブでも「洗顔したらなんか顔が痛いと思ったら、クレンジングと思って塗ったのがマウスピースの洗浄剤だった。老眼で見えにくくなってきた…。」という話をされていて、社長も普通の人なんだと思いましたね。
岡田:ちょっと真面目な話に戻すと、社長はすごく人とのつながりを大切される方だなと思います。経営者として成功すると昔にお世話になった人とのつながりをおろそかにしてしまいがちなこともあると思うんですね。でも社長はずっとそのつながりを大切にしていて。例えば「10年前から使ってくださっているお客様がいるから、今こういうサービスをしたい」など、常に人をベースにして考えていらっしゃるのが分かります。
井上:いやいや、私はそんな高尚な人間ではないよ。でも、人との出会いは何か意味があると思っています。だから、その出会いの意味や目的を見出すのに没頭していますね。出会った人がもし悩んでいるとしたら、「どうやったらこの人の役に立てるだろう」と徹底的に考えます。博愛主義者でもなんでもなく、「自分の周りにいる人が幸せになれば、巡り巡って自分も幸せになる」。そういう考え方ですね。
これからどんなことに挑戦していきたい?
稲谷:私の目標は2026年までに「社長がいなくてもアースケアの事業を安定して運営できる状態」を作ることです。社長が新しいことにチャレンジするためには、今の事業を私たちがしっかり運営できるようになる必要があると考えているんです。私たちが成長することで、社長には次にチャレンジしたいことに集中していただき、その新しいことにまた皆で一緒に取り組んでいく。それが私の楽しみでもあります。
尾嶋:インタビューでもお伝えしましたが、私の目標は稲谷さんと同じレベルまで成長することですね。今は社長と稲谷さんと3人でインスタライブをさせていただいていますが、「稲谷さん、来なくて大丈夫です。」「社長も休んでもらって構いません。」と自分から言える状態になれるように、知識や経験を積み上げていきたいです。
岡田:僕が一番挑戦したいのは海外事業の発展です。日本と海外では文化が違いますが、本質的な悩みは一緒だと思うんです。アースケアの商品やスキンケアに関する情報は海外の方にも絶対に役に立つと考えています。あと、これは以前から社長とお話をしているんですが、スキンケア商品を通じて海外の方々と繋がり、ツアーを組んで日本に遊びに来ていただくような企画を実現させたいです。私自身がフィリピンと日本のハーフなので、国によってさまざまな違いがあることを体感しています。ぜひ多くの方に日本の良さを知っていただきたいですね。
稲谷:私はアースケアの文化や社長の考えをきちんと継承していきたいと思っています。私自身がアースケアに救われたので、社長に万が一のことがあって、アースケアみたいな会社が世の中からなくなってしまうのはどうしても嫌なんです。だから社長の考えを受け継ぎ、それを繋いで進化させていきたいです。
アースケアの商品を自分で使ってみてどう?
稲谷: SNSがすごく普及して、「綺麗でなければならない」「老いてはいけない」みたいな風潮がすごく強くなっている気がしています。私はそういう押し付けにすごくテンションが下がるタイプなんです…。私と同じように、美容に対して疲れやストレスを感じている方もいらっしゃるんじゃないかなと思っています。私はアースケアの商品と出会ったことで美容に翻弄されることがなくなりましたし、シンプルなケアだからこそ、ちゃんと自分の肌の状態を観察できたり、効果を感じられたりするところがありますね。
岡田:アースケアの商品は無駄なことを排除して本質だけで勝負しているところが良いですよね。「見せかけ」で作っている商品がない分、効果を実感できるようになるまでには時間がかかるので、そこをうまくお客様に説明できたらいいなと感じています。
稲谷:「アースケアの商品を使って肌の状態が良くなった」という成功体験談を集められたいいですね。「本質的でシンプルなケアだからこそ時間はかかる。けど、使ってみたら効果があった」となればお客様にもご満足いただけると思うんです。たくさんのお客様に当社の商品をお届けできるように、私たちも努力したいなと思いますね。
尾嶋:私も元々色んなスキンケア商品を使っていましたが、正直何が正解か分からない状態だったんです。アースケアに来て、「肌が乾燥する仕組みに基づいて、本質的に解決するスキンケアがある」ことをはじめて知りました。アースケアの商品は論理的というか、すごく考え抜かれて作られているので、これを使っておけば大丈夫という安心感がありますね。
稲谷:論理的ってすごくいい言葉だけど、それをキャッチーにお客様に伝えられたらいいよね。なんかいい言葉ないかなぁ。
井上:全ての商品に正当な理由があるって言うのが一番の特長なんだけど、伝え方が難しいね。
稲谷:ニュアンスとしては、肌に対して何かを外部から与えるというより肌本来の機能を強化するみたいな感じですよね。
岡田:いつもは「正しいケア」と言っていますが、商品の論理性をキャッチーに伝えるのって難しいですね…。
お客様に誇れるところは?
井上:やっぱり嘘がないというのが一番だと思いますね。アースケアって商品数がすごく少ないんです。経営の観点で言えば商品数を増やせば増やすほど売上は上がるんですが、商品を増やそうとすると本質から外れたものを生産しないといけなくなるんですね。会社を大きくしようと思えばその方法を取るんでしょうが、お客様に嘘をついてまで商品を増やそうとは思わないですね。うちは“本質主義”の会社なので。
稲谷:必ず社員がサンプルを試しているのもアースケアの特長ですよね。サンプルが上がってきたらみんなで使って、「もうちょっとこうしたい」「これは良くない」というのを洗い出して、また開発工程に戻る。こういうのを繰り返して、一つの商品を開発するのに最低でも2年、3年はかかっていますね。
井上:そうそう。納得できるまでひたすら繰り返すから、「これはもう無理だ」となって途中で開発を止めることもありますね。挫折しても再チャレンジすることもありますし、ファンデーションなんかはまさにそうですね。10年間ずっと挑み続けていますが、まだ納得するものができていません。
稲谷:サンプルチェックは本当に重要な工程だと思いますね。やっぱり刺激の強い美容成分の場合は顔が痛くなることもありますし、顔がダメなら他の部位で試してみたり。本当に色んなパターンで試しています。こういう工程を踏まずにお客様に商品をお届けしたら…、と思うとゾッとしますね。
井上:たしかに、自分たちで体を張って試しているのはアースケアの強みですね。
稲谷:あと、他の会社の場合は「どのような商品をいつ、いくらで販売するか」を先に決めてから開発するケースが多いんですが、アースケアの場合は逆ですね。予算や納期の制約を設けずに、まずは「最高のものを作る」というところからスタートしているのも、お客様に誇れるところだと思います。
井上:社内の会話をお客様に聞かれても何も後ろめたいことがないのも良いところだよね。隠し事がないので、何を聞かれても全く問題ないです。
稲谷:社員同士みんな本音で話をしているのもいいなと思います。余計な気遣いがないというか。議論や主張はするけど、言い合いにはならないですね。たぶんみんなが同じ方向を向いているからだと思います。
尾嶋:そうですね。私も稲谷さんに「私はこう思います」「こう考えました」と主観的な意見をぶつけることが多いんですが、それに対して稲谷さんが客観的なアドバイスをくださいます。主張し合える環境でありつつ、最後はお互い納得して終われるという雰囲気がありますね。
井上:人って普通はあんまり本音で話さないじゃないですか。でも仕事で本音を隠したらそれが余計なフィルターになって、結局無駄が生まれると思うんですよね。本音で意見を言い合えるという意味でも、アースケアは“変わった人が多い”会社だと思いますね。たぶん社会全体からしたらアースケアに合う人は1割もいないんじゃないかな。
岡田:すべての会社がアースケアみたいだったら社会が大変なことになりそうですね(笑)
井上:確かに。アースケアは社会の均衡を保つための少数派、みたいな位置づけでいいんじゃないかな。そうすると、やっぱりアースケアは「嘘をつかない。自分たちが納得できる商品だけを地道に販売する。」っていうのが誇れるところというか、アースケアの存在意義だと思います。